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娼婦の仕事 2

男はやはり興奮しすぎていた。
シャワーから出てきたところで、跪いて軽くフェラをしたら、それだけで放出してしまった。

まだ時間はたっぷりあるので、ベッドに腰掛けて回復を待つ。

「君の伝言メッセージがすごく色っぽくてね。何度も聞いたよ。でも勇気がなくて、なかなか電話できなくて・・・」
「ありがとうございます」
「月曜日はボーナスが出た勢いで思い切って電話したら、繋がったから・・・」

以前、調教されていた頃に、坂崎に持たされていた携帯電話は、契約を解除するときに返してしまった。

それからは、NTTの伝言ダイヤルにメッセージとポケベルの番号を入れていた。
ただ、それだと公衆電話がすぐに見つからない時など、相手と思うように連絡が取れないことがしばしばあった。

そこで、今月の初めにPHSを購入・契約した。
伝言ダイヤルにもPHSの番号を入れるようにした。
効果はてきめんだった。反応が3倍くらいになった。
その分、冷やかしも増えたが、今日の客のように確実に営業につなげられるケースが増えた。

男は、一部上場企業の社員だった。
以前から、私のようなチンポの付いた女に興味があったらしい。
出張で出かけたパリやロンドンで、シ―メール雑誌を探して、日本に持ち込んでいたとのこと。

「今度、見せてください」と言うと、
「いいよ。今度、持ってくる」

これでリピーターになってくれる可能性が上がった。

回復してきたので、ベッドに仰向けになってもらい、私が跨って騎乗位で挿入する。

やっと練れてきてフィット感が増して、これから本格的に腰を使おうとした時、男が高まってしまった。

「ああ、すごいよ、順子さん、こんな大きなおっぱいがあるのに、チンポが付いてるなんて・・・ああ、駄目だ・・・、ああっ・・・・」

男はシャワーを浴びて戻ってくると、スーツを着始めた。

「まだ30分、残ってますけど・・・」
「いいよ、でも今夜はもう満足だ。次はもっと頑張るから・・・」
「これPHSの番号です」
名刺代わりのカードを渡す。
「平日なら2、3日前に電話もらえれば、たいてい大丈夫だと思います」
「年明けにでも、また、電話する」
「はい、お待ちしています」
「先に出ていいの?」
「はい、私は化粧直していきますから」

男が部屋を出て行った。
すぐにフロントから電話が入る。
「お連れ様、お帰りになりますが・・・」
「はい、けっこうです。あたしも化粧を直して30分後に出ますから」

と言ったものの、化粧はほとんど乱れていなかった。
今夜のスタートは、わりと楽な客だった。

(続く)

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無題

更新されるのを毎日、待ってました


さて、今度はいつでしょうか?

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プロフィール

風祭順子

Author:風祭順子
10年前まで、男性として大学講師をしていました。
その後、女装マゾの世界に溺れ、とうとうニューハーフ娼婦に堕ちました。
約8年間、毎週2~3日、娼婦として男性の性欲のお相手をする日々を過ごしました。

このブログでは、「なぜ、私は堕ちたのか?」、そのいきさつを書いてみようと思います。
画像は、4年前の私の姿です。

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