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マゾ娼婦 1

1997年7月5日(土)

17時、持っているスカートの中でいちばん短い黒のマイクロミニ、胸の谷間がはっきりのぞく黄色のキャミソール、銀色のヒールサンダルというファッションで家を出て駅に向かう。

坂崎から独り立ちしてから3カ月が過ぎ、季節はいつの間にか7月になっていた。

梅雨明けまで、もう少しかかりそうだ。
昨日から降り続いていた雨は止んだものの、今夜も湿度は高い。

マイクロミニの下にはいつものように黒革の股間ベルトがヒップの谷間に食い込んでいる。
もちろん革ベルトの裏側には最大直径4.5cmのアナルプラグが装着されている。

坂崎からアナル調教の一環として常時着用を強制され、ずいぶん辛い思いもしたが、今ではもうすっかり身体になじんでしまっていた。
股の間は、汗とベルトの隙間から染み出る液体で、じっとり濡れていた。

渋谷に着いて、246を青山方面に少し歩き、約束の場所で立ち止まる。
3分ほどして車が路側帯に寄ってきた。
番号を確認するまでもなく、今夜の客、朝倉さんの車だ。

「こんばんは」と挨拶しながら、さっそく、助手席に乗り込む。

朝倉さんは、30代後半の税理士さん。
私が独り立ちして間もない4月に伝言板で知り合った。
ネチネチしないライト感覚の、でもハードなSMプレイが好みで、坂崎と別れてから、ハードなプレイに餓えていた私と、ぴったり相性が合った。

おまけに、けっこういい男な上に、お金のに鷹揚なのも魅力で、私にとっては最上客の一人。
あちらも、気まぐれで遊んだアナル娼婦が、淫乱ハードマゾとわかって、気に入ったらしい。
ほぼ月1ペースで、今日が3回目のプレイ。

車は、246をそのまま西に走り、多摩川を越えて、前回も使ったSMプレイ用の特別室があるラブホテルへ。

予約しておいた部屋に入り、さっそく基本料金(2時間)2万円+SMプレイ2万円の計4万円を手渡される。
もうだいぶ慣れてきたとはいえ、自分がお金でSexを売る娼婦であることを自覚する瞬間だ。

(続く)

プロフィール

風祭順子

Author:風祭順子
10年前まで、男性として大学講師をしていました。
その後、女装マゾの世界に溺れ、とうとうニューハーフ娼婦に堕ちました。
約8年間、毎週2~3日、娼婦として男性の性欲のお相手をする日々を過ごしました。

このブログでは、「なぜ、私は堕ちたのか?」、そのいきさつを書いてみようと思います。
画像は、4年前の私の姿です。

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