2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

爛れた夏休み 4

「そのまま出て」

改札口の前で後ろから声がかかった。
言われたようにする。

改札を出ると、すぐに背の高い男が斜め横に並んできた。
「東口の線路沿いにホテルがあるから、そこに行こう」

改札を離れて少し人が少なくなったところで、足を止めて向き合う。
初めて男の姿をちゃんと見る。
意外だったのは、もっと年配の人かと思っていたら、まだ30代と思われる年齢。
背が高い、180cm以上ある。しかもなかなかのいい男だ。

「あの、わかってると思いますけど、私、ニューハーフで、仕事なんですけど、それでいいですか?」
こうやって外で誘われたときには、後でトラブルになりたくないので、必ず事前に確認する。

仕事を始めたころは、こうしたセリフも恥ずかしくてなかなか言えなかった。
でも、今では、もう冷静に言えるようになった。

「ああ、でもあまり持ち合わせはないよ。で、いくらなの?」

私は何も言わずに、指を2本出す。
すっかり娼婦のしぐさだ。

「なんだ、それなら大丈夫だ。じゃあ、行こうか」

線路沿いに少し歩いたところにあったホテルに入る。
エレベータの中で、「じゃあ、これ」と万札2枚を渡される。

部屋に入る。
まず、シャワーを浴びるのかと思ったら違った。
いきなり、男が「さあ、さっきの続きだ」と言いながら、後ろからスカートの中に手を入れてきた。

ああ、そういう趣味か・・・と思いながら、私は男の手を迎えるように尻を突き出した。

(続く)

comments

No title

順子さんを自分と入れ替えて、興奮しながら読ませていただいています。

comment form

管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

風祭順子

Author:風祭順子
10年前まで、男性として大学講師をしていました。
その後、女装マゾの世界に溺れ、とうとうニューハーフ娼婦に堕ちました。
約8年間、毎週2~3日、娼婦として男性の性欲のお相手をする日々を過ごしました。

このブログでは、「なぜ、私は堕ちたのか?」、そのいきさつを書いてみようと思います。
画像は、4年前の私の姿です。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード