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マゾ娼婦4

その後のことは、よく覚えていない。
記憶が飛んでしまっている。

吊りの状態から降ろされ、全頭マスクが脱がされる。
新鮮な空気がおいしい。

朝倉さんに汗だくの全身拘束衣を脱がしてもらう。
自分では脱げないのだ。
身体がすっかり脱力してしまい、抱きかかえられるようにして浴室に連れて行ってもらった。
シャワーは、なんとか自分で浴びた。

その間、朝倉さんはプレイに使った道具の後始末をしていたのだと思う。

浴室の鏡に映った顔はひどい状態だった。
全頭マスクの中で、汗でべとべとに崩れて流れてしまった化粧はもう手の施しようがない。
一度、全部落として、最低限度、塗りなおす。

服を着る。
でも、もう、アナルプラグを装着する気力も体力もなかった。
それに今夜は、アナルを相当に酷使している。
これ以上、負荷をかけるのは危険だ。

坂崎にアナルプラグの常時着用を義務付けられていた頃は、こんな手抜きをしたら確実に折檻だった。

アクリル板に極太のアナルプラグを固定した調教道具に後ろ手に縛られた状態で跨らされ、3回噴き上げるまでアナルオナニーを強制された。

でも、今の私は自由だ。
それにこの仕事を長く続けたかったら、商売道具は大事にしないといけない。

なんとか全部が片付いたときには、もう夜中の0時を過ぎていた。
このホテルに入ってから、5時間以上が経っている。

部屋を出る前に朝倉さんに「え~と、延長分は?」と聞かれた。
「3時間延長ですけども、後片付けの分はサービスで2時間分でいいです」と私。

「じゃあ、2時間延長分」と2万円が渡される。
「かなりハードにやっちゃったからな。これは僕の気持ち」ともう1枚。
「すいません。ありがとうございます」
「でも、これに懲りずに、またぜひ頼むよ。君がイクところ最高だったから。すごい迫力で、見ながら僕も出しちゃった」

そう言えば、アナルにも口にも出してもらってない。
そうなのか、自分でしごいて放出したのか・・・。

それで7万円ももらっては、なんだか申し訳ない気がする。
でも、こういう性癖の人は、きっとそれで満足なのだろう。

帰りの車は、もうぐったりだった。
朝倉さんは、まだ興奮が続いているのか、やけに饒舌だった。

絶頂に達した時、水平に吊られていた私は、股間の肉棒から白濁液を振りまきながら、アナルから大きな卵型バイブをすごい勢いで噴射したのだそうだ。

「しっかり写っているよ」
朝倉さん、ビデオの秘蔵コレクションが増えて、とてもうれしそうだ。
私は「いつか見せてください」と言うのがやっと。

自宅の近くで車から降ろしてもらったのは、夜中の2時近く。
ふらつきながら部屋に戻る。

明日は、大学の講義日だ。
講義の準備をしなければいけないのだが、もう体力のかけらも残っていない。
私は、そのままベッドに倒れた。

  (了)

comments

ハード調教

失神してしまうほどハードに責められたのですね。
そんな風に責めてもらえたら、マゾ冥利ですよね。
仕事としては大変なのかもしれませんが、読んでいる私としては興奮しとても羨ましく思っています。

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プロフィール

風祭順子

Author:風祭順子
10年前まで、男性として大学講師をしていました。
その後、女装マゾの世界に溺れ、とうとうニューハーフ娼婦に堕ちました。
約8年間、毎週2~3日、娼婦として男性の性欲のお相手をする日々を過ごしました。

このブログでは、「なぜ、私は堕ちたのか?」、そのいきさつを書いてみようと思います。
画像は、4年前の私の姿です。

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