2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

プロローグ

何かの拍子に、ぽかっと意識の膜に穴があき、封じ込めていたはずのものが表面に出てくることがある。

金曜日の夜がそうだった。

今夜、3人目のお客のザーメンを身体の奥に受けとめた午前2時。

シャワーを浴びた男が、

「とてもよかったよ。また次の出張のときに、連絡するから、よろしく」

と言い残して、部屋から出て行った。

カチャというドアの閉まる音がきっかけだった。

自分は何をしているのだろう?
なんでこんなことになってしまったのだろう?

歌舞伎町の奥の馴染みのラブホテル。
シーツが乱れたベッドの脇にたたずみながら、突然、そんな疑問が頭に浮かんだ。

先ほどまで、男に揉みしだかれていた見事なDカップの乳房を見れば、そんなことを考えたところで、意味がないことは、すぐにわかるのに。

もう絶対に、元には戻れないのだから。

そう思っても、一度、意識の表面に出てしまった思念は容易には消えない。

あれは、そう、たった3年前のことだった。

comments

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

comment form

管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

風祭順子

Author:風祭順子
10年前まで、男性として大学講師をしていました。
その後、女装マゾの世界に溺れ、とうとうニューハーフ娼婦に堕ちました。
約8年間、毎週2~3日、娼婦として男性の性欲のお相手をする日々を過ごしました。

このブログでは、「なぜ、私は堕ちたのか?」、そのいきさつを書いてみようと思います。
画像は、4年前の私の姿です。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード