2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

客を取る 1

1997年1月3日(金)

それは、昨年の暮、明日はクリスマスイブという日の夜だった。
これから新宿の街に出ようと、ちょうど化粧が終わった頃、坂崎さんから電話がかかってきた。

「例の件だけどな・・・」
「例の件?」
「なんだ忘れたのか、客を取る件だよ」
「あ、はい、そのこと・・・・」
「しっかりしろよ。このあいだの調教の時、ちゃんと約束しただろうが」
「はい」

忘れていた、というか覚えていなかった。
そうだったのか、そんな約束をしていたのか・・・・。

「年が明けたら、さっそく手配するからな。覚悟しておけよ」
「はい」

年内にもう一度くらい調教プレイをするのかと思ったら、その話はなかった。
坂崎さんは、最近、マゾ調教をし始めた純女に夢中のようだ。
なんでも、中学校の英語の先生だとか。

電話が切れた後、ぼーっつと考える。
客を取らされる・・・・とうとう娼婦に堕ちるのか・・・・、でもどんな男性だろう?どんなチンポだろう?

想像しているうちに、身体が熱くなってきた。
身につけたばかりの朱色のセーターをたくし上げ、乳首をいじる。
椅子に尻を打ち付けるようにして、すでに挿入済みのアナルプラグを刺激する。

我慢できなくなって、バッグから、クリップを出して乳首に付ける。
たちまち、真っ赤に塗られた唇から、よがり声が漏れる。

自分でもつくづく淫乱だと思う。
でも、こういう身体なのだから仕方がない。
乳首もアナルも、自分でも信じられないくらい敏感になっている。

「お前のような変態の淫乱は、大勢の男に身体を買ってもらうしかないんだよ」
という坂崎さんの言葉を思い出す。

目の前が白くなった。

comments

comment form

管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

風祭順子

Author:風祭順子
10年前まで、男性として大学講師をしていました。
その後、女装マゾの世界に溺れ、とうとうニューハーフ娼婦に堕ちました。
約8年間、毎週2~3日、娼婦として男性の性欲のお相手をする日々を過ごしました。

このブログでは、「なぜ、私は堕ちたのか?」、そのいきさつを書いてみようと思います。
画像は、4年前の私の姿です。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード